ーーあぶらかす?あ、あれでしょ?
かすうどんに入ってるカリッとしたあれ。
ーーいいえ、ちがうんです。
今日のテーマのあぶらかすは、奄美のあぶらかす。
近年、「あぶらかす」といえば市民権を得てきたのはその、
関西のうどんに入っている、あぶらかすです。
あれは、ホルモン(小腸)を揚げたものだそうですが、
比べて全然知られてないのが奄美のあぶらかすです。
これが奄美のあぶらかす。
先日、祖母姉妹の法事で奄美は徳之島に帰省した際に、スーパーにて購入。
初めて食べたのは子供の頃か?
だいぶ時間が経って大人になってから島に行き、
祖母の家の冷凍庫に見つけ、なにこれ?と母に聞くと、
食べたことあるはず、あぶらかすだと言う。えー、こんなん食べてた?
それで、畑の不断草と炊いて、その日の夜のおかずに。
夕食時、料理名人の親戚のおじさんに「これはどうやって作る?」と聞いたら、
ラードをとったあとの豚の脂身の残り、だという回答。
低温で脂身を炊いて油を出し、その揚げカスのようなものを干した、
そんな印象でしょうか。今度島に行ったら肉屋さんに聞いてみます。
数時間水で戻すとふっくら倍くらいの大きさになります。
それを、一回ゆでこぼしてから味付けします。
だしと醤油とみりん。
これは、不断草の代わりに小松菜で。
豚独特の臭みが気になる方は、生姜を入れてもいいです。
脂身といっても脂がすっかり抜けてて、
ぷるんのコラーゲンのような、ふわふわとお麩のような独特の食感。
ズバリ、おいしいです!
興味ある人はお分けします(まだ冷凍庫にある)。
今日はこれでカレーに挑戦してみます。
PS
不断草はこっちで売ってないのかな〜と調べたら、
なんと、スイスチャードのことらしい!!!
(あれの黄色とか赤じゃない普通のやつ)
(書記:かわせ)
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